演 題:第6回21世紀アジア塾講演会「中国観察報告2025年第四期」

📅 日時:2025年10月17日(金) 14:00〜15:30

👤 講師:結城 隆氏
🎓️肩書:多摩大学客員教授、当会会員
🎥 開催形式:会場開催(オンライン同時配信あり)

講演会概要

Part1
米中関税協議の行方:APECでの米中首脳会談を控え、米中の駆け引きは緊密かつ熾烈さを増している。形勢は多様なカードを持つ中国に傾いているように見える。中国は4月以降、レアースの輸出制限に加え、米国産大豆輸入を実質停止しているうえ、米国産牛肉の輸入も半減させている。首脳会談は米中和解ないし休戦となるか。
Part2
中国経済の状況:中国政府は、産業界の宿痾とも言える、「内巻」と「過剰生産」の緩和に本腰を入れて乗り出している。これは、中国が自ら言い出した WTO における途上国待遇の中止と平仄を合わせている。とりわけ、新エネルギー車業界の淘汰が加速しつつある。燃料車主体の国有メーカーにも再編の兆が見えてきた。この実態を分析する。
Part3
2026 年から第十五次五ヵ年規画が始まる。経済・産業の「質の向上」は急速に進んでいる。不動産市況も徐々にではあるが底を脱しつつあるように見える。次期五ヵ年規画は、第四次産業革命を更に進化させる内容となるだろう。また、トランプ関税やイスラエル寄りの政策、ウクライナ戦争調停の行き詰まりにより米国の影響力は低下する一方に見える。これらの事象を踏まえ、2026 年の中国と世界について考える。

講演会のzoomミーティングID
https://zoom.us/j/98015360557?pwd=abprFISv9BhhTkNsC5XaVBXsgr682E.1
ミーティング ID: 980 1536 0557
パスコード: 997372

講師プロフィール

1955 年福島県生。一橋大学経済学部卒業後、1979年日本長期信用銀行入行。調査部、ロンドン支店、マーチャント・バンキング・グループ、パリ支店、ニューヨーク支店を経て、1999 年、ダイキン工業に。経営企画室、大金(中国)投資有限公司勤務。2021年より多摩大学経営情報学部客員教授としてアジア・ユーラシア論を講じる。「虫の目、鳥の目、地球の目」で中国を定点観測する「中国観察報告」を四半期ごとに作成している。

講演会参加について

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