協会の歩み
Our History
1942年
創設と再出発(1942〜1947)
日中両国を結ぶ民間団体として、千代田区有楽町に政府認可の「社団法人 満洲交友会」 設立
1946年
戦後、満洲地域からの引揚促進と引揚者援護、史実の保存などを目的とする姉妹団体、財団法人 「財団法人 満蒙同胞援護会」 を設立
1947年
外務省認可「社団法人 国際善隣倶楽部」と改称し、中国・アジア諸国との善隣友好を目的とする団体として再出発
1956年~91年
調査・出版・啓発活動の充実(1956〜1991)
貴重な資料を編纂・刊行:『満洲国年表』(1956)、『満洲終戦史』(1962)、『満洲開発40年史』(1964)、『満洲国史』(1971)、『国際善隣協会50のあゆみ』(1991)など
1959年
月刊誌『善隣』発行開始
1960年
中国語学習者への奨学金制度開始(1983年まで継続)
1965年
拠点整備と活動拡大(1965〜1984)
東京都新橋の現在地へ事務所移転、新築、地下1階、地上9階、講演会を月例化
1971年
「国際善隣協会 30年のあゆみ」刊行
1972年
組織の整備と会員拡大(1972〜1985)
「社団法人国際善隣協会」に改称し、6月には戦後引揚業務に尽力した「財団法人 満蒙同 胞援護会」を吸収合併
1975年
「旧満州国建国の夢と現実」刊行
1983年
会員資格を「中国在住経験」から「本会の目的に賛同する者」へ門戸開放
1984年
事務所敷地は東京都所有だったが、協会所有に変更
1985年~90年
国際交流と支援活動の拡充(1990〜2010)
寄付金などの「善隣積立金」を中国に自動車寄贈、中国派遣、研修生受入れなどに活用
1990年
中国人学生への日本語教育のため「国際善隣学院」(日本語振興協会認定)を設立し、2012 年まで運営
1991年
「国際善隣協会 50年のあゆみ」刊行
1991年~02年
中国の環境問題に関する事業として、大気汚染問題を中心に各種調査の実施等に関与
1998年
協会所蔵の旧満州関係資料2500点を拓殖大学図書館に寄贈
1999年
国際協力事業団(JICA)協力事業の中国青年招聘事業に協力開始
2000年
日中緑化交流基金事業に参加開始 北京、西安、黒竜江省などで植林事業を展開
2002年
「国際善隣協会 50年史からの10年」刊行
2004年~06年
知的・文化交流事業の展開(2004〜2008)
日中知的交流支援事業(外務省)の委嘱を受け、「日中コミュニケーション・ ギャップ」問題に関わる研究交流、両国におけるシンポジウムを開催 日中コミュニケーション研究会との共同事業
2006年
「旧満洲引揚60周年記念の集い – いま後世に語り継ぐこと-」を開催、全国から1,500名を超える関係者が参加
2007年
「日中・文化スポーツ交流年」に、日中両国より感謝状を受ける
2008年
- 国際協力事業団(JICA)の中国寧夏地方での「草の根技術支援事業」協力開始
- 中国残留孤児への長年の支援活動に対し、中国残留孤児国家賠償訴訟原告団全国 連絡会議から感謝状を受ける
2010年
日中緑化交流基金10周年記念式典におい て日中両国から感謝状を受ける
2012年
引揚史と記憶の継承(2012〜2017)
- 「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づく 新生「一般社団法人 国際善隣協会」として再スタート
- 旧満洲からの引揚港 葫蘆島・望海公園に桜や松を植樹する起工式を中国側と合同で行う
2013年
- 葫蘆島・望海公園にて日中合同植林及び植林記念碑の除幕式を行う
- 専門家及び会員が寧夏回族自治区省都銀川及び霊武・紅寺堡・青銅峡の運営基地を訪問し、プロジェクト終結完了の視察交流を行う
2014年
アジア交流の新たな展開(2014〜2016)
- モンゴル国視察、協力・交流事業の調査・打ち合わせ
- 中国科学技術交流センター(政府部門)と包括協力覚書に調印
2015年
- 国際善隣会館の耐震補強工事完了。東京都より「耐震基準適合」の証明書とマークを受領
- 戦後70周年記念事業の一環として、日中友好訪中団として中国東北地方、パラオ共和国ペリリュウ島を訪問
- モンゴル国ウランバートル市における「モンゴル・ウランバートル市学校緑化モデル事業」として、第121、122学校に植林
2016年
- 「旧満洲引揚60周年記念事業として『挑戦する満洲研究―地域・民族・時間―』発
- 引揚70周年記念事業として、舞鶴・博多・佐世保3引揚港を巡る旅を実施
- 引揚70周年記念事業の締めくくりとして、樺太(北緯50度線国境)紀行を実施
2017年
- 「引揚70周年記念の集い―満洲、樺太、朝鮮、台湾 いま振り返る引揚の検証」を主催 (銀座ブロッサム中央会館に約700名が参加)
- 『国際善隣協会 70年のあゆみ』刊行
- 引揚70周年記念事業として、モンゴル・ロシア旅行を実施
- 善隣中国塾スタート
2018年
善隣古海塾スタート、2022年まで開催
2020年
コロナ禍と活動の柔軟対応(2020〜2023)
新型コロナ禍のため対面講演会は中止を強いられるが、暮れからZoom利用で再開、コロナ禍開け以降は対面と併用開催へ
2021年
- コロナ禍の中、協会活動は委員会によっては延期、中断、休止などを強いられた
- 国際交流事業として続けてきた「さくらサイエンスプラン」に基づく、中国からの訪問受入れも中断
2023年
コロナ感染が落ち着きを見せる中、主要公益事業の講演会活動と広報活動を引続き遂行、その他の協会活動も活発化へ
2024年
新時代の発信と記録(2024〜2025)
- 善隣中国塾を21世紀アジア塾として再スタート
- 山西省太源市・日中友好生態林事業として、油松、山桃、遼東ナラの植林
2025年
ホームページに「国際善隣文庫」を創設し、講演記録を動画(YouTube)と活字(PDF)で収録