今年は戦後80年の節目の年です。
日本のみならず、先進国において戦争への反省に基づいて戦後デモクラシーが形成されました。
その形は国によって異なりますが、世界人権宣言で示された理想を実現すること、即ち、
すべての人に基本的人権と人間らしい生き方を保障することが政治の任務と考えられてきました。
しかし、戦後80年の今、民主主義のお手本とされた国でも、排他的自国中心主義、
少数者に対する不寛容などの動きが広がり政治は混沌としています。
世界的な戦後民主主義の危機はなぜ起きたのか、これにどう対処して民主主義の理念を取り戻すか、
日本で具体的に何をなすべきか、考えて行きたいと思います。
[講師プロフィール]
山口 二郎(1958年〈昭和33年〉7月13日 – )は、日本の政治学者、政治活動家。
専門は行政学・現代日本政治論。北海道大学名誉教授。法政大学法学部教授。
岡山県岡山市出身。東京大学法学部卒業。
1981年3月 東京大学法学部卒業
1981年4月 東京大学法学部助手
1984年7月 北海道大学法学部助教授
1987年7月 コーネル大学留学(フルブライト奨学生、1989年6月まで)
1993年12月 北海道大学法学部教授
2000年4月 北海道大学大学院法学研究科教授
2014年4月 法政大学法学部教授 北海道大学名誉教授
著書、講演、メディア出演多数
◆講 師:山口 二郎(やまぐち じろう)氏 法政大学法学部教授、北海道大学名誉教授
◆演 題 :『戦後80年の日本と世界』
◆日 時 : 2025年3月6日(木)午後2:00〜3:30