満州国の各分野の活動を横断的に俯瞰し、その実像に迫る。政治を中心に扱う満州国研究書が多いなか、本書は経済、産業、金融、鉱工業、インフラなど多角的に分析、満州国の全貌を立体的に照らし出す。さらに関係者らの回想を収録し、史料価値も高い。12歳まで満州国で過ごした著者が国際善隣協会で行った連続講話を拡充した渾身の書である。